統合失調症の娘の母のブログ

2018年一人暮らしの娘が突然統合失調症を発症。障害を持つ娘と暮らす母のblogです。

精神を病んだ娘を連れて帰る

2018年10月下旬


辞めた職場に最後の挨拶をしたいと言うので、一緒について行った。


上司は娘より少し若い女性だった。

同僚は遥かに年下の学生のような女の子。


娘の勤務での最後の頃は、体はボロボロでまともに仕事が出来ず、精神的におかしくなった旨を上司に言ったらしい。


私は、迷惑かけたお詫びと地元の病院で治療する事を上司に伝えた。


若い上司は半分泣きそうな笑顔で、それ以上お互い特に話はしなかった。


そしてやっとうちに帰った。



うちに帰って来た娘は…。


「帰って来たのに、なんだか自分のアパートに帰りたくなった。」

昼は進まぬ引っ越し準備夜は妄想?を語る娘

2018年10月


様子がおかしくて体がとてもしんどいと言う娘の荷物をまとめるため、私は新幹線、電車乗り継ぎアパートに着いた。



部屋に入ると…。

想像以上に物が散らかっていた。


統合失調症の症状の中に、まとめられない、というのを思い出した。


話や物を整理するのが出来ないとか、まさにそのまんまだった。




日中、娘は退社、引っ越しのための電話連絡、私はひたすら荷造り。


只面倒なのが、必要なものと不要なものをすべて娘に確認する事。


夜は2人でクタクタになり、早々と布団に横になった。(布団は1組、1週間2人で一緒に寝た)


娘は外が暗くなると突然話し出す。


周りにいる人(職場や電車の中の知らない人も)は自分のプライベートを知っている。

自分の悪口影口脅すような事を言う。

隣の部屋の人は自分の気配を常にうかがっている。


娘と一緒の1週間、毎日同じ話を聞かされた。


この1週間の間、私の誕生日があった。

もちろん娘にそんな余裕ないのは当然、事情を知ってるうちにいる旦那からもおめでとうはなかった。


言われたかった訳じゃなかったけど、忘れられない誕生日になった。

疲れきった娘の引っ越し

2018年10月中旬


仕事をすることも職場に行く事も出来なくなった娘。



電話で、職場の上司と派遣の担当者に辞めたい旨を伝えたという。



只、体がしんどくて引っ越しの準備が全く出来ないと。



電話の向こうの娘の声はか弱く子供のようだった。



一体娘は今、どんな状態?

1人で帰すべきじゃなかった?

声を聞いただけですごく不安になった。



電話の後、私は新幹線に飛び乗った。